趣旨・分野

近年、我が国における高等教育機関・研究機関は、自らの活動状況を包括的に把握し、効率的な経営と効果的な教育研究活動が求められています。このような背景から、大学情報や機関調査(インスティチューショナルリサーチ、IR)の必要性を求める声が内外から高まっています。

諸外国における機関調査活動について調査研究は進みつつあるものの、我が国の高等教育機関・研究機関は、日本の文化文脈の中で複合的な活動を展開しており、それらの包括的な情報を収集整理し、分析する具体的な手法の開発などは端緒が開かれたばかりです。

大学情報・機関調査研究集会は次の2つのことを目的とした研究交流集会です。第一に、機関調査の事例紹介や研究発表を通じて、日本における機関調査を推進することです。第二に、高等教育のみならず経営学や統計学、情報科学など、関連する分野の研究者や実務家、および大学の現場で活躍する教育者の方々を対象とした人的交流の促進とネットワーク形成です。

本研究集会は、日本の高等教育機関および研究機関における機関調査に従事している、またはこれから従事しようとする大学教職員や研究者をはじめ、関連する企業や高等学校の教職員などの皆様を対象とした、広く開かれた集会です。

研究集会が対象とする分野

基本的に対象とする分野を限定しませんが、おもに以下のような分野で発表を募集しております。

  • 高等教育における質保証(Quality Assurance in Higher Education )
  • 質保証の国際標準化(International Recognition of Quality Assurance )
  • FDおよびSD(Faculty Development and Staff Development )
  • 教職員のソーシャルネットワーク(Social Network of Faculties and Staff)
  • 機関調査のためのデータウェアハウス(Data Warehouse for Institutional Research )
  • 教育成果の評価(Assessment of Learning Outcomes )
  • 教育改善におけるモニタリング(Monitoring for Improvement of Education )
  • 高等教育における成果指標(Performance Indicators in Higher Education )
  • 高等教育マネジメント(Management of Higher Education )
  • 研究論文における引用分析と計量書誌学(Citation Analysis and Bibliometrics )
  • 機関調査における統計学(Statistics for Institutional Research )
  • エンロールメントマネジメント(Enrollment Management)
  • 機関情報の可視化(Visualization of Institutional Information )
  • 高等教育における認証評価(Accreditation for Higher Education )
  • 機関パフォーマンスの効果測定(Effectiveness of Institutional Performance )
  • GPA指標分析(Analysis of GPA System)
  • 図書館マネジメント(Library Management)
  • 学術情報リポジトリ(Institutional Repository)

平成25年度の第2回集会は、科学研究費研究課題「日本の大学における内部質保証に資する機関調査の確立に関する研究」(基盤研究C 課題番号24531011)から一部助成を得て運営されています。

平成24年度の本研究会は、科研費研究課題「大学経営における総合的問題の分析と解決を促進する情報基盤の構築」(課題番号22530921)において事業の一部として開催されました。