研究集会2023 論文ダウンロード

第12回大学情報・機関調査研究集会論文集  


MJIR 2023プログラム

会場:神田外語大学 7号館2階クリスタルホール 

【プログラム詳細】

発表時間は下記の通りです。
・ショート(S)は10分(8分発表+2分質疑):予稿4ページ以内のエントリー
・レギュラー(R)は20分(15分発表+5分質疑):予稿6ページ以内のエントリー
なお、各セッションの間には、5~10分間の準備・休憩時間(バッファ)があります。


11/17(金)DAY1

10:00~10:15 オープニング(15分)

井芹 俊太郎(神田外語大学)

10:20~10:50 セッション1「学修成果・中退の予測」(30分)(2名)

チェア:今井匠太朗(東京工業大学)

1-1(R)10:20〜10:40
「学修支援を目的とした学修成果予測モデルの検討 ―学業成績以外の要因の評価―」
細川慎二(秋田大学)、長縄明大(秋田大学)

1-2(S)10:40〜10:50
「中退予測を基礎にしたアーリーアラートシステムの設計」
白鳥成彦(嘉悦大学)

10:55~11:35 セッション2「海外のIR」(40分)(2名)

チェア:岡田佐織(東京工業大学)

2-1(R)10:55〜11:15
「アメリカの大学における学生集計データの活用―中等後教育データパートナーシップへの展開―」
相原総一郎(芝浦工業大学)

2-2(R)11:15〜11:35
「海外におけるIR担当者から学ぶ調査・分析組織のマネジメント」
高松邦彦(東京工業大学)、松田岳士(東京都立大学)、今井匠太朗(東京工業大学)、伊藤響(ヘルシンキ大学)、Gerald Robert Prescott(University of St Andrews)、Matti Kajaste(ヘルシンキ大学)、Tomi Määttä(ヘルシンキ大学)、松本清(東京工業大学)、森雅生(東京工業大学)

11:40~12:00 セッション3「計量書誌学」(20分)(1名)

チェア:久保琢也(信州大学)

3-1(R)11:40〜12:00
「康煕部首の文字化けを含むテキストデータの検索と分類」
安川美智子(群馬大学)、大澤新吾(群馬大学)

12:00~13:10 昼休憩

13:10~13:50 セッション4「評価・アセスメント①」(40分)(2名)

チェア:石井雅章(神田外語大学)

4-1(R)13:10〜13:30
「アセスメントポリシー(ASP)に基づくアセスメント・プラン(実施方針)と教育・学修データ利活用ポリシーの策定―神戸常盤大学の教学マネジメント改革の視点から―」
野田育宏(神戸常盤大学)、中田康夫(神戸常盤大学)、伴仲謙欣(神戸常盤大学)、高松邦彦(東京工業大学)

4-2(R)13:30〜13:50
「日本の大学におけるシラバス作成ガイドラインの調査―Web公開された資料をもとに―」
小林雄志(九州工業大学)

13:55~14:35 セッション5「システム開発①」(40分)(3名)

チェア:大石哲也(九州工業大学)

5-1(R)13:55〜14:15
「神田外語大学におけるIRファクトブックの企画と一部製作― Factbook、Data Lake、Google Sites Analytics、ChatGPTの活用 ―」
寺澤岳生(神田外語大学)、村田裕司(神田外語大学)

5-2(S)14:15〜14:25
「データの可視化・公開が目指すもの―東京大学におけるモニタリング指標IRデータ集の公開について―」
小貫美幸(東京大学)

5-3(S)14:25〜14:35
「産学連携等実施状況に関する分析ツールの開発」
久保琢也(信州大学)

14:40~15:30 企業セッション+コーヒーブレイク

チェア:松本 馨(富山大学)

 ― 14:40 〜14:50 ヴェルク株式会社
 ― 14:50 〜15:00 国立大学法人九州工業大学
 ― 15:00 〜15:10 株式会社ユニリタ

15:30~16:20 セッション6「IR人材養成」(50分)(3名)

チェア:椿本弥生(東京都立大学)

6-1(R)15:30〜15:50
「実践的な技術修得を目指すIRプラットフォームの提案」
今井匠太朗(東京工業大学)、淺田義和(自治医科大学)、伊藤彰(神戸常盤大学)、片野坂俊樹(東洋大学)、白鳥成彦(嘉悦大学)、高松邦彦(東京工業大学)、松本清(東京工業大学)、森雅生(東京工業大学)

6-2(R)15:50〜16:10
「IRに関するスキルや知識の自己認識に関する調査―受講者が必要とする研修との乖離に注目して―」
大石哲也(九州工業大学)、西出崇(小樽商科大学)

6-3(S)16:10〜16:20
「分析練習用教務サンプルデータについて」
森雅生(東京工業大学)

16:25~16:45 セッション7「IR組織・業務①」(20分)(1名)

チェア:高松邦彦(東京工業大学)

7-1(R)16:25〜16:45
「IRの深化フェーズの整理とそれぞれの深化フェーズにおけるIR資源」
和嶋雄一郎(名古屋大学)、山本亮(ヴェルク株式会社)、津久井浩太郎(ヴェルク株式会社)

17:00~18:00 運営委員会ミーティング(60分)


11/18(土)DAY2

9:30~10:20 セッション8「IR組織・業務②」(50分)(3名)

チェア:高松邦彦(東京工業大学)

8-1(R) 9:30〜 9:50
「Institutional Researchに関する学術的オントロジー構築に向けて」
杉原亨(淑徳大学)、松田岳士(東京都立大学)、石井雅章(神田外語大学)、姉川恭子(北九州市立大学)

8-2(R) 9:50〜10:10
「大学はIRをどのようにとらえているか―オントロジー作成の観点から―」
松田岳士(東京都立大学)、杉原亨(淑徳大学)、姉川恭子(北九州市立大学)、石井雅章(神田外語大学)

8-3(S)10:10〜10:20
「IRではデータ収集がどのように実施・認識されてきたのか」
森木銀河(九州大学)

10:25~11:05 セッション9「システム開発②」(40分)(2名)

チェア:淺田義和(自治医科大学)

9-1(R)10:25〜10:45
「高等教育の内部質保証においてアジャイル型開発はどのように実装され得るのか」
関沢和泉(東日本国際大学)

9-2(R)10:45〜11:05
「オンラインジャッジによる不適切提出物の低減効果」
大倉孝昭(大阪大谷大学)、前田裕介(大阪大谷大学)

11:10~12:00 セッション10「学生調査」(50分)(3名)

チェア:松本清(東京工業大学)

10-1(R)11:10〜11:30
「学生アンケートの質問紙における択一式設問の選択肢および回答方法が結果におよぼす影響」
西出崇(小樽商科大学)

10-2(R)11:30〜11:50
「「学びと成長のプロセスモデル」に基づく学生調査項目の意味共有」
岡田佐織(東京工業大学)

10-3(S)11:50〜12:00
「ジェネリックスキル及び個人特性と長期的な目標達成力に関する総合的な分析」
村瀬有紀(兵庫大学)、鷹尾和敬(兵庫大学)

12:00~13:00 昼休憩

13:00~13:20 セッション11「研究IR」(20分)(1名)

チェア:久保琢也(信州大学)

11-1(R)13:00〜13:20
「研究テーマ検討のための情報収集と研究広報に関する調査」
松本馨(富山大学)、森雅生(東京工業大学)

13:25~13:55 セッション12「評価・アセスメント②」(30分)(2名)

チェア:西出崇(小樽商科大学)

12-1(S)13:25〜13:35
「日本における医学教育分野別評価の結果レポートPDFのデータ構造化」
淺田義和(自治医科大学)

12-2(R)13:35〜13:55
「多期間における授業評価アンケートについて」
丸山博之(東京都立産業技術大学院大学・拓殖大学)

14:00~14:40 企業セッション+コーヒーブレイク

チェア:水原正(ユニリタ)

 ― 14:00 〜14:10 クアルトリクス合同会社
 ― 14:10 〜14:20 一般社団法人大学IRコンソーシアム
 ― 14:20 〜14:30 株式会社モノリシックデザイン

14:40~15:10 JAIR総会

15:20~17:20 KEYNOTE(基調講演)

講演者 :本田 寛輔 氏

演題  :インスティテューショナル・リサーチ(IR)の文脈と実践:アメリカ、日本、アラブの比較考察

チェア :杉森 公一(北陸大学)

講演スケジュール:
・趣旨および演者紹介(5分)
・ご講演(60分)
・質疑応答(25分)

講演概要:
 本講演の前半では、アメリカ、日本、アラブ首長国連邦の3ヶ国のインスティテューショナル・リサーチ(IR)の実際を比較考察します。それぞれの国の高等教育制度や大学の組織文化により、IR部署や業務の形が変わってきます。各国でのIRに対する期待と現実を俯瞰し、日本への示唆を導きたいと思います。後半では、アメリカでの実務経験をもとに作成したIR業務や意思決定支援を効果的に実践するための分析枠組みを紹介します。題材はIR業務を説明責任と改善でどのように整理するかや、IR業務の費用対効果などです。時間が許せば、学内における利害関係者の特徴や、データ分析と意思決定の齟齬の分析枠組みも紹介します。参加者の皆さまがこれらの分析枠組みを用いてご自身の大学のIR業務を振り返り、より効果的な実践を考えていただく契機になればと願っています。

講師略歴:
桜美林大学院 大学アドミニストレーション専攻 修士号
大東文化大学 学務課学長室担当
ニューヨーク州立大学 アルバニー校 大学政策と運営専攻 博士号
ニューヨーク州立大学 エンパイア州立大学 IRと学習成果の分析官
メイン州立大学 アーガスタ校 IRと学習成果診断室 室長
シャルジャ教員養成大学院 IEと質保証室 室長

17:40~19:40 情報交換会


11/19(日)DAY3

10:00~12:00 ワークショップ:生成系AIとIRの可能性

① 10:00〜10:30 講演
講師:杉原 亨(淑徳大学)

② 10:30〜12:00 ワークショップ
講師:森木 銀河(九州大学)

ワークショップ概要:

大学IRではChatGPTをはじめとするテキスト生成AIサービスをどのように活用できるでしょうか。本ハンズオン講演ではデータ前処理や分析を題材に、ChatGPT(無料版)の適切な・上手な使い方の一例をご紹介します。今後のIR業務における生成AI利用やIR関連システムへの実装のイメージ作りにもご活用いただけます。

必要事項:

  • 各自PC、Googleアカウント、ChatGPTアカウントをご準備ください
  • ChatGPTを利用するためには登録(無料)が必要ですURL:https://chat.openai.com/
  • ハンズオンで使用するプロンプト(ChatGPTに入力する指示文章)はGoogleスプレッドシート形式で当日共有します

12:00~13:00 昼休憩

13:00~13:50 ポスターコアタイム (50分)(8名)

P-1「アンケートの分量の観点から回答時の心的負荷に配慮したアンケート設計のための一提案」
松本清(東京工業大学)、高松邦彦(東京工業大学)、今井匠太朗(東京工業大学)、稲倉恒法(東京工業大学)、森雅生(東京工業大学)

P-2「学修成果の可視化とDP別到達度評価方法の検討」
榊建二郎(天使大学)

P-3「IR業務において必要なスキルの分類と構造―IR担当人材調査から―」
井芹俊太郎(神田外語大学)、松本清(東京工業大学)

P-4「教学IRを起点とした内部質保証について」
出口貴大(共立女子大学・共立女子短期大学)

P-5「IRにおけるChatGPTの実証実験の基礎研究」
関雅幸(神戸常盤大学)、野田育宏(神戸常盤大学)、大森雅人(神戸常盤大学)、酒井智行(Keiアドバンス)、村上勝彦(東京大学)、高松邦彦(東京工業大学)

P-6「大学入学時点の個人の性質と在学中の経験が学習成果に及ぼす影響」
矢田尚也(大阪大学)、中口悦史(大阪大学)、村上正行(大阪大学)

P-7「LAデータと教学IRデータを組み合わせた学生のパフォーマンス分析の研究」
田尻慎太郎(北陸大学)、杉森公一(北陸大学)、堀川靖子(北陸大学)、伊勢康平(北陸大学)

P-8「IR人材育成の企画と実施について」
藤原善徳(東京電機大学)

14:00~14:45 企業セッション+コーヒーブレイク

チェア:水原正(ユニリタ)

 ― 14:00 〜14:10 株式会社セールスフォース・ジャパン
 ― 14:10 〜14:20 株式会社ベネッセi-キャリア
 ― 14:20 〜14:30 株式会社スカイアーチネットワークス

14:45~15:25 セッション13「システム開発③」(40分)(2名)

チェア:大川内隆朗(日本大学)

13-1(R)14:45〜15:05
「教育情報分析のナラティブ・アプローチを支援する教学IRシステムの開発」
豊田暁洋(麻布大学)、飯塚裕美子(麻布大学)、菊水健史(麻布大学)、小手森綾香(麻布大学)、髙橋みずき(麻布大学)、松井久実(麻布大学)

13-2(R)15:05〜15:25
「圏論的データベース構成のIRへの応用」
稲倉恒法(東京工業大学)、今井匠太朗(東京工業大学)、高松邦彦(東京工業大学)、松本清(東京工業大学)、森雅生(東京工業大学)

15:30~16:10 セッション14「シラバスの分析」(40分)(2名)

チェア:中山伸朗(学習院大学)

14-1(R)15:30〜15:50
「MDASH選定大学におけるデータサイエンス教育シラバスのテキストマイニング―クロス表システムを活用して―」
椿本弥生(東京都立大学)、廣川佐千男(東京都立産業技術大学院大学)、新原俊樹(西南学院大学)

14-2(R)15:50〜16:10
「テキスト分析によるシラバスの学科間比較」
大川内隆朗(日本大学)、田中絵里子(日本大学)

16:15〜16:30 クロージング

今井匠太朗(東京工業大学)